はじめに

「マラソンでタイムを縮めたい」「LSDばかりやっていて伸び悩んでいる」──そんなランナーに必要なのがスピードトレーニングです。持久力だけでは限界があり、スピードの土台があることで後半の失速も防げます

この記事では、マラソンにおけるスピードトレーニングの重要性と効果的なメニューについて、初心者〜中級者にも分かりやすく解説します。

スピードトレーニングとは?

スピードトレーニングとは、一定以上の強度(スピード)で短い距離を走る練習法
マラソンは長距離競技ですが、スピードの底上げはランニングペースの余裕度に直結します。

  • インターバル走
  • ペース走(テンポラン)
  • レペティション
  • ウィンドスプリント(流し)

マラソンにスピードが必要な3つの理由

フィットネス

① フォームが安定する

速い動きに慣れることで、効率の良いフォームが身につきます。疲れても崩れにくい走りになります。

② 心肺機能が強化される

高強度トレーニングで心肺機能が鍛えられ、フルマラソンのペースが“楽”に感じられるようになります。

③ 失速を防ぐ

後半の“脚が止まる”原因はスピード持久力の不足。スピード練習で後半に粘れる脚を作れます。

マラソン向けスピード練習メニュー3選(週1回が目安)

日付

① インターバル走(VO2Max強化)

例:1000m × 5本(間に200mジョグ)
👉 最大心拍に近い強度で、心肺機能の限界突破に最適

② テンポ走(乳酸閾値強化)

例:20分間、ハーフマラソンペースで走る
👉 疲労の蓄積を遅らせ、ランニングペースの余裕度を高めます。

③ ウィンドスプリント(動き作り)

例:100m × 3〜5本、7割の力で気持ちよく流す
👉 レース前やジョグの後に行うと、動きのキレと回転力をキープできます。

スピード練習の頻度と注意点

重要!!
  • 頻度:週1〜2回が適切。疲労が残らない範囲で行うことが重要。
  • ウォームアップ必須:ケガ防止のため、動的ストレッチ+軽いジョグをしてから開始。
  • 翌日は軽めのジョグまたは完全休養でリカバリー。

よくある質問(FAQ)

サブ4・サブ3.5にはスピード練習は必要?

必須です。ランニングペースを楽にするには、スピードの引き上げが最も効果的です。

スピード練習をすると疲れが残って他の練習に支障が出るのですが?

最初は距離や本数を少なめに設定し、回復重視で取り入れると良いです。いきなり無理をしないことが継続のカギです。また、疲労抜きジョグという選択肢もあります。疲労抜きジョグについては、関連記事を参考にしてください。

まとめ:スピードトレーニングでマラソンをもっと楽に速く!

マラソンは「長く走る競技」ですが、速く走れる能力=余裕を持って走る能力でもあります。スピードトレーニングを定期的に取り入れれば、自己ベスト更新やレース後半の粘りにつながります。

今日から、あなたのランニング習慣に週1回のスピード練習を加えてみましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。