「ハーフマラソンで1時間40分を切りたい」

それはランナーにとって大きな目標のひとつ、いわゆる「サブ100」の達成です。

20代〜50代の健康な男女であれば、しっかりとしたトレーニングと計画で必ず達成することができます。

この記事では、サブ100を達成するために必要な練習メニュー・ポイントを具体的に解説します。

サブ100の基礎知識:必要なペースと条件

ルール

まずは目標の確認です。

ハーフマラソンは21.0975km。その距離を1時間40分(100分)以内に走るには、以下のペースが必要です。

  • キロあたり 約4分44秒(= 4:44/km)

つまり、トータルで一定のスピード持久力とスピード耐性が求められます。

ただし、体力だけでなくフォーム・補給・メンタル管理も重要です。

サブ100達成のための基本トレーニング3種

サブ100を目指すには、以下の3つの練習をバランスよく組み合わせることが大切です。

1. ペース走(目標レースペースに慣れる)

  • 目安:4:45/km前後で10~15km
  • 目的:レース本番のペース感覚を身につけ、持久力を強化
  • 頻度:週1回

ペース走は最も重要な練習です。疲れが残らない範囲で、安定して走れるようにしましょう。

2. インターバルトレーニング(スピードの底上げ)

  • 例:1000m×5~6本(レスト200mジョグ)
  • ペース:4:10~4:20/km
  • 頻度:週1回

VO2max(最大酸素摂取量)を高めることで、レースペースがより「楽」に感じられるようになります。

インターバルトレーニングについては、関連記事も参考にしてください。

3. ロング走(スタミナ構築)

  • 距離:15~25km
  • ペース:5:30〜6:00/km
  • 頻度:2週間に1回

身体を長時間動かし続ける力=スタミナを養うための基礎トレーニングです。脂肪燃焼効率も上がります。

ロング走については、関連記事も参考にしてください。

フォームと補給にも注意!

ランニングフォーム

サブ100を狙う段階では、走る技術(フォーム)エネルギー管理(補給)も無視できません。

正しいフォームを意識

  • 骨盤を立て、前傾姿勢を保つ
  • 着地はミッドフット~フォアフット
  • 上体リラックス、腕振りは自然に

フォーム改善だけで10〜15秒/kmペースが上がることもあります。

補給とリカバリーの重要性

  • 朝ランなら軽い糖質補給を忘れずに
  • 練習後30分以内にたんぱく質+糖質を摂取
  • 睡眠・ストレッチ・アイシングも大切

体調管理を怠ると、疲労が抜けずパフォーマンスが落ちます。

サブ100を目指す上での注意点

注意点

心肺機能や筋持久力を強化するトレーニングは、身体に一定の負荷をかけるものです。

高血圧・心疾患・運動制限のある方は、事前に医師の診断を受けるようにしてください。

また、ランニング初心者の方は、まず10kmを60分以内で走れる体力をつけてからサブ100を目指すと安全です。

まとめ:サブ100は計画的な努力で達成できる

ハーフマラソンでのサブ100は、正しい知識と継続したトレーニングがあれば、誰にでも狙える現実的な目標です。

ペース走・スピード練・ロング走を組み合わせて、少しずつ走力を高めていきましょう。

「あと10分が縮まらない…」という方も、練習の質と回復の工夫でタイムは必ず変わります。

1時間40分切りという目標に向け、トレーニングに取り組みましょう。日々のトレーニングを頑張ることができれば必ず達成できます。

皆さんの目標達成を心から願っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。